和尚のひとりごと№2354「看病用心鈔」23
和尚のひとりごと№2354「看病用心鈔」23
看病御用心7-1 良 忠
いかなる重病をう(受)け いかなる難所(ナンショ)にてお(終)はるとも い(厭)とひわ(侘)ひて妄念(マウネン)となすへからす 又いつれの所にて いかやう(如何様)にて終らんとおも(思)ひしかなむといふ妄念 ゆめ〱あるましく候
【現代語訳】
どのような重病を受け、どのような難所で死ぬことになろうとも、それをいやがり、それを悲しんで妄念を起こしてはなりません。また、どのようなところで、どのように臨終を迎えたいなどと思い、こうありたいなどという妄念が決してあってはなりません。
本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。
