和尚のひとりごと№2348「看病用心鈔」16

和尚のひとりごと№2347「看病用心鈔」16

看病御用心6-1                  良 忠

祈祭(イノリマツリ)なんといふ事ハ さら(更)にかけてもあるへからさる事にて候 療治灸治(レウチキウチ)の事ハこれ命をのふ(延)る事ならす たゝ病苦を のそ(除)くハかり也 

 

【現代語訳】

神・仏への祈禱や祓(はらい)のたぐいはなおさら行なってはならないことでございます。治療や灸(きゅう)をすえるなどのことは命をながらえることではありません。ただ病苦を除くだけのことでございます。

 

本文ならびに現代語訳は、神居文彰他著『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点—』(渓水社、一九九三)より転載させて頂いております。