和尚のひとりごと№2327「鎌倉法語集」133
和尚のひとりごと№2327「鎌倉法語集」133

第二五:良忠上人起請文
三(さん)祖(そ)記(き)主(しゅ)禅(ぜん)師(じ)起(き)請(しょう)
先(せん)師(し)弁(べん)阿(な)、経(きょう)論(ろん)の中(なか)に菩(ぼ)薩(さつ)の思(おも)うべきやうをあかすに、六(ろく)随(ずい)念(ねん)、十(じゅう)随(ずい)念(ねん)とて、さまざま有(あ)りといえども、わがごとくはただ念(ねん)死(し)念(ねん)仏(ぶつ)の二(に)念(ねん)にありと。
三祖記主禅師良忠上人起請文
わが師・聖光上人は、「経典や論書において菩薩が思考すべきことを明らかにする中、六随念や十随念など、さまざまあるものの、私のような煩悩具足の凡夫は、ただ念死・念仏の二念こそ思考すべきである」と述べられました。
六随念(ろくずいねん)
六念、六念処とも。仏教者が尊崇すべき六趣の対象を心に留め思うこと。仏・法・僧(以上、三宝)および戒・捨(あるいは施)・天の六つ。
十随念(じゅうずいねん)
六随念に休息(とらわれ無き事)・安般(数息観、入息・出息を観察する事)・身非常・死の四つを加えたもの。また六随念に息・厭・死・不浄を加えたもの(藤田派持阿良心)。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
