和尚のひとりごと№2284「鎌倉法語集」91
和尚のひとりごと№2284「鎌倉法語集」91


第一五:お念仏は値遇仏
『安楽集記』(あんらくしゅうき)に『大論(だいろん)』を引いて云わく、菩薩(ぼさつ)は常(つね)に念仏(ねんぶつ)を愛楽(あいぎょう)するが故(ゆえ)に身(み)を捨(す)て身(み)を受(う)くるに、恒(つね)に仏(ほとけ)に値(あ)う事(こと)を得(え)るなり
【訳】
『安楽集私記』の中に『大智度論』を引用してこう説かれています。菩薩は常に念仏を願い求めているため、常に身体を移り変わり、常に仏に出会うことができます。
『安楽集私記』
二巻。良忠上人晩年の撰。道綽の『安楽集』に対する註釈。
『大智度論』
一〇〇巻。伝龍樹造、鳩摩羅什訳。『大品般若経』の注釈書。六波羅蜜の思想を中心として広く様々な仏教思想について記す百科全書的な論書。
※大本山光明寺さまより発行されている『鎌倉法語集 良忠上人のお言葉』より再掲引用させていただいた内容となります。
