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法要

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No.2 十日十夜

秋も深まり紅葉の色ずく季節となりました。
浄土宗では、この時期「お十夜」と呼ばれる行事があります。十日十夜にわたり不断念仏を称えて別時の念仏を修し、阿弥陀様のお慈悲に感謝する法要であります。 
浄土宗で最も大切な御経の一つ『仏説無量寿経』の巻下に「この世において十日十夜の間善行を行うことは仏の国で千年間善行することよりも尊い」と説かれていることにより、その教えを実践したものであります。
法然上人は「ただひたすらに念仏せよ」と仰せられております。 
法然上人の御法語に「衆生仏を礼すれば仏これを見給う。衆生仏を称うれば仏これを聞き給う。衆生仏を念ずれば仏も衆生を念じ給う」という言葉があります。
皆様方が御先祖様を思い、お念仏を称えれば、そのままに見、聞き、そして念じてくれているのです。私達がお念仏を称えている時、阿弥陀様や御先祖様も一緒に称えて下さるのであります。
仏の国での千年の善行にも勝る善行(お念仏)を是非、積んでいただきたいものです。
 「南無阿弥陀仏」のお念仏は、いつでも、誰でも、どこにいても、出来るのです。