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No.14 秋彼岸施餓鬼会

お盆も終わり暦の上では秋になりましたが、まだまだ暑い日が続いている今日。やはり暑さ寒さも彼岸までの言葉通り秋彼岸までは暑さも続きそうですね。

 お彼岸はご存知の通り春分・秋分の日を中心に前後三日間の七日間になります。春分・秋分の日は太陽が真東から昇って、真西に沈み、そして昼と夜の長さが同じになります。今は仏教的な行事になっていますが、昔は季節の変わり目として農業では欠かせない大切な日とされていました。つまりは農耕の安全と豊作を太陽に祈った太陽信仰が基になり、真西に沈む太陽の先に西方極楽浄土があるという浄土信仰に結びついたのではないかと言われています。

 また、国民の祝日に関する法律には春分の日を「自然を讃え生物を慈しむ日」、秋分の日を「祖先を敬い亡くなった人を偲ぶ日」とあります。世の中が便利になって逆に人と人との関係も希薄になり、孤独死といったニュースも耳にする事が増えました。また旬では無い季節の野菜や果物等が年中並べられるお店が当たり前となっている今日。家族や人間関係の希薄化、そして季節感を失いつつある現代人にとってお彼岸とは「自然の恵み」、「御先祖様のお陰」で、今の自分があると言うのを再認識する良い機会ではないでしょうか。そして心から感謝して、南無阿弥陀佛と声に出してお唱えし、 菩提寺での秋彼岸施餓鬼会回向にお参りしましょう。

*地域により(お寺)により お彼岸と施餓鬼は、別の日にお勤めすることが、多いです。

*玉圓寺 秋彼岸施餓鬼会供養は、9月22日(水)10時~13時です。