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お和尚のひとりごと71 「光明寺」 |
14年05月29日 |
「法然上人二十五霊場」十六番霊場の紹介です。
第十六番 山城 西山浄土宗 粟生 光明寺
ご本尊 阿弥陀如来 御影堂に「張子の御影」奉安 御詠歌 露の身は ここかしこにて 消えぬとも こころは同じ 花のうてなぞ
法然上人が承安五年(1175)に浄土宗を開宗され、比叡山を後にして、先ず最初に落ち着かれたのがこの西山広谷の里でございます。
上人はまもなく東山吉水の草庵に移られますが、その後、熊谷蓮生房(くまがいれんせいぼう)が上人の跡を慕って草庵を結んで隠遁されました。
法然上人御入滅十六年後の嘉禄の法難(かろくのほうなん)の折、嵯峨に移された上人の石棺より光明が放たれ、粟生(あお)の里を照らすという奇端(きずい)により、この地で御遺骸を荼毘(火葬)に付された旧跡でございます。
本堂には御自作の「張子の御影」が安置されています。
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