和尚のひとりごとNo838「一紙小消息2」

【原文】
末代の衆生を往生極楽の機にあてて見るに、行少なしとても疑うべからず。
一念十念に足りぬべし。

【意味】
末法・末世に生きる者たちについて
極楽への往生を遂げられる資格(素質・能力)という観点から考えてみると
たとえ現に実践が少ないからといって、往生できることを疑ってはなりません。
ひとたびや十回のお念仏で既に十分だからです。